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Heimtextil 2008 ファイナル・レポートより

今年初めのフランクフルトでの国際見本市、Heimtextil 2008が1月12日(土)閉幕
しました。今日はファイナルレポートより抜粋で紹介いたしますね。

*文中、【アンサンブラウの視点】として、黄色の文字で弊社の意見を入れさせていただいています。

Heimtextil 2008 最終レポート:
来場者数に上向き傾向、特に国外来場者数に伸び

2008年の来場者数は125カ国より86,378名と2007年の85,824名を上回り、
また 出展者数は65カ国より2,844社に達しました。

メッセフランクフルト代表 Detlef Braun氏のコメントは以下の通り。
「5大陸全てを網羅する出展者および来場者の確固とした存在、そしてバイヤーからの
強力な需要、インテリアデザインおよび建築はHeimtextilにとって非常に喜ばしい結果
をもたらしている。ポジティブなシグナルが見られる」

ドイツ・ハイムテキスタイルインダストリー協会会長Hans Joachim氏のコメント。
「真の新しい目覚めを感じる時だ。我々の会員企業において、各ブースでのやりとりに
収穫大のものが多く、見本市自体の収穫の素晴らしさも明らかである。」
「Heimtextil 2008の成功を喜ぶと同時に、今後も現状の厳しい市況下でいかに実際の
売上増加につなげるかに着目しながら来年のHeimtextilにその成果をつなげたい」

【アンサンブラウの視点】
主催者側のコメントですから、ポジティブな意見が中心となるのは当然と言えますが、
実際にここ数年の数字的落ち込みから今年はいよいよ上昇ラインへ!の兆しが見えて
きていると思います。
新記録を出した2003年の出展者数3268社から2006年には2812社に落ちたところから
昨年のプラス100社、今年は少し寄り戻しがあったものの、着実に復活ラインに流れている
ようです。
今後もHeimtextilがドイツはじめヨーロッパのトレンド・将来のビジョン発信の場であること
は変わりないでしょう。


来場者数の分析をすると、86,378名のうち約36%にあたる30,902名がドイツ国内から
の参加者、海外からは55,476名で全体の64%。この64%という比率は昨年と同じです。
この国外来場者比率の高さがHeimtextilの国際性を語っています。

【アンサンブラウの視点】
たとえばambienteの国内・国外来場者比率は大体ですが国内6:国外4、paperworld
が国内4.5:5.5、Collectioneが国内6.5:国外3.5という点から比較してもHeimtextilの
国際性の高さがうかがえます。

*paperworldに関しては、開催年により比率がやや前後しているようで、上記は2006年のデータより、その前2005年のデータでは国内5.5:国外4.5の比率になっています。



国別の来場者内訳ですが、ドイツの次に多いのがイタリア、続いて英国、スペイン、ギリシャ、中国、米国、フランス、トルコ、オランダ、ポーランド、インド、と、常連国にインドが新しく加わってきているようです。

ファイナルレポートではこの後、個々の来場者、出展者の感想を紹介していて、様々な視点からとらえられたHeimtextilが浮かび上がり興味深いです。
英語のサイトはこちら、ドイツ語はこちらでご確認ください。
*英語のサイトは明日 水曜日に発表となるそうです。

ちょうど同じ時期にHeimtextilに関連する興味深いデータが発表されました。
この内容についても、こちらのブログでも、また今度概要をお知らせしたいと思います。
by ensemblau | 2008-01-15 14:29

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