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タイムリーな広告

ここのところドイツで大きな議論になっていることのひとつが、
Googleのストリートビュー論争。
遅ればせながらドイツでも、Googleが今年末に主要都市
でのストリートビューを開始する計画が発表されましたが、
それに対するプライバシー保護の観点からの反対が生まれ、
メディアや最近は各政党が見解を示すなど、Google曰く、
ヨーロッパの他の国ではこんなことないのに・・・という状況。

以前、ビデオのアップロード状況についてドイツ、フランス、
米国の比較調査を請け負わさせていただいたことがあるの
ですが、その時にも、ドイツは、プライベートの映像を一般
公開するケースが目立って少なかったのです。
ドイツ人のプライバシーに対する厳しい姿勢が伝わってきます。

と、このGoogle ストリートビュー論争を逆手にとった広告が。

タイムリーな広告_e0026812_21292345.jpg


メッセージの意味は、

「(ストリートビューなんかに頼るより)ドイツの街並みを見るなら、自分自身で
見る方がいいですよ、Sixtのお手頃なレンタカーをどうぞ」

車の上には、ストリートビュー撮影用カメラがついています。

この論争が盛り上がったのは、ドイツの夏休み明けの先週で、今週にはもう
この広告が出ていました。


Sixtは、こうしたタイムリー広告が得意なようで、例えば、

今年の6月は猛暑で、ドイツの新幹線のエアコンが壊れてしまい、熱中症等
で乗客数名が病院に運ばれた、という状況だったのですが、その時の広告

タイムリーな広告_e0026812_21292835.jpg



「Sixtのレンタカーにはエアコンがついてます!頭を冷やして賢い選択を」


そして、4月にはアイスランドの火山噴火で飛行機が1週間飛ばない、という
状況がありましたが、その時も、まだ飛行機が運航再開となる前にこの広告

タイムリーな広告_e0026812_21292461.jpg



「火山灰で大変ですから飛行機はやめましょう!Sixtならお得です」


どちらも、人が困っていることに対するブラックジョークの匂いもしますが、
でも、あまりにタイムリーなので思わず注目してしまう広告でした。
by ensemblau | 2010-08-26 21:42

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