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オートマティック・カスタマイズ

学生時代、友人が一緒に行った旅の写真を現像して、
「気持ち悪い~」と、見せてくれたアルバム。
現像した写真についてくるような、よくある紙製のアルバムに、
旅の写真が撮影順ではなくテーマ毎、たとえば食事のシーン、
泳いでいるシーン、といった風に並べ替えられていました。

彼女が言った「気持ち悪い」のは、このアルバム、彼女が作った
のではなく、
写真屋のオジサンが、(多分)親切と思って写真をこんな風に
並べ替えていた、ということ。私も一緒に写っていたので、なんだか
悪いけどゾクゾク~としたのを覚えています。


と、こんな事を思い出したのは、グーグルが利用者の興味に沿う
広告表示を試験的に開始するというニュースを見て。
こういうサービスが次第にスタンダードになってくるのでしょうか。


上述のポイントの他にも、「利用者の興味」というものがそんなに
簡単に、オートマティックにできるのでしょうか?


オートマティックなカスタマイズ、というのはもうスタンダードに
なっていて、例えば問合せのメールを送ると、

「青山様  お問合せありがとうございます。・・・・(中略)・・・。
 青山様はどう思われますか?」

など、明らかにフォームレターの名前の部分だけ入れ替えて
いるようなメールが届いて、これを見て「私のために書いてくれて
いる」とは思えない・・・・・


弊社でも今、このことは大きな課題です。
お問合せフォームで届くメールへの対応は、これまで私自身、
内容によっては担当者が一件一件対応させていただいていま
したが、有難いことに、最近はこの返信だけでも大変な量になって
きてしまいました。
例えばファイナルレポートのリクエストなど、ある程度自動化が
可能な返事はもう自動的に・・・という検討をはじめていたのですが、
よくよく考えてみると、

そうした簡単なお問合せパターンでも、殆どの方が、
「メールマガジン楽しみにしています」「こんな会社がドイツに
あると知って驚きました」などとコメントを書いてくださっているのです。
こうした一言がとても嬉しく、また私達にとって大きなエネルギーの
源になっているわけで、それに対して自動返信は・・・と、旧式な
考え方かもしれないけれど、思えてくるのです。

製作を担当してくださっている会社の方には大変迷惑をかけ
恐縮していますが、じっくり考えて、弊社にとって一番いい
コミュニケーションの形をみつけたいと思います。
by ensemblau | 2009-03-12 14:57

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