2017年 07月 20日
オープンガーデン
こんにちは、アンサンブラウの由美子です。
ドイツも夏真っ盛りとなりました。
屋外プールは大人気、でも泳ぐのではなく、日光浴を楽しんでいる人のほうが多いよう。
一方で、ガーデニングにも素敵なシーズンです。
男女を問わず、ガーデニングが大好きなドイツ人。
春先からガーデンセンターには色鮮やかな花々、そして庭先を飾るお洒落なデコレーションで溢れます。
手入れされた庭先で、彼等はコーヒータイムを満喫します。
そんなドイツでは、町ぐるみで行うオープンガーデンがあります(Tag der offenen Gärten = ターク デア オッフェネン ゲルテン)。
参加登録した町民は、自分の庭先を訪れた人々に庭を紹介、情報交換などを行います。
ちょうど知人を訪れたその日がオープンガーデンの日でしたので、ご紹介したいと思います。
ドイツ人の庭はとても綺麗に手入れがされています。
雑草が生えている、むやみに草木が伸びすぎているなどは、景観を損なう、近所にも迷惑といわんばかりにキチンと整えます。
この日も気合の入った参加者19宅、手作りケーキやハーブティー、バーベキューを庭に用意したり、はたまた庭でピアノ演奏をするなどのパフォーマンスとともに、オリジナリティを活かして、訪問者をもてなしていました。
写真は優勝した方の庭先です。
オープンガーデン初参加の若い夫婦、自然を食すをテーマに、全て自分達で庭を整えたそうです。
引っ越してまだ1年ということなので、若木が目立ちますが、花壇は花メインではなく、ブルーベリー、クランベリーなどの低木果樹とワイルドベリーを組み合わせ、石畳を作り、その間にこじんまりとした菜園、ズッキーニ、レタス、ラバーバなど数種類の野菜を少しづつバランスよく植え、垣根には色々な種類のプチトマトを植えていました。玄関先にはプルーンの木。
(ちなみに、ドイツでは趣味で養蜂をする人もいるほどで、ミツバチやマルハナバチが住宅地内でも自然に飛び回っていますので、受粉も難しくはありません)
リビング近くの多種多様なハーブは全てそのまま食べれるもの。尋ねると喜んで説明をしてくれました。こちらのご家庭では、知人の芸術家の作品をポイントに置いていました。(この作品、気にいればその場でお金を払い、購入することもできます)
訪問者には自宅で摘んだハーブ、そしてレモンの輪切りをその場で炭酸水に入れたものを、用意してくれ、暑い中、爽やかで美味しかったです。
お店のエキスパートの店員さんから情報を得るのもいいですが、このような場で知り合い、お互いの知識や情報を交換できるのも、合理的で素敵だなと思います。
by ensemblau
| 2017-07-20 07:33