NEW POST

”メイド・イン” ランキング

こんにちは、アンサンブラウの青山です。
”Made in 〇〇”の評価で、ドイツが世界一という調査結果が出ていました。

【世界で最も尊重される"メイド・イン”表示】
e0026812_10353920.jpg
フォーブス誌(Forbs)とスタティスタ社(Statista)が実施した調査で、世界52ヵ国で計43,000名を対象に、各国の"Made in 〇〇”という表示に対し5段階評価をした結果が基になっています。
ランク付けの基準について詳細は明記されていませんが、各国の輸出量を判断要素に加えているそうです。

フォーブス誌の記事によると、この”Made in 〇〇”という表示は19世紀後半の英国が発祥で、「安価」で「粗悪」なドイツ製品と優れた英国製品の違いをアピールすることで、自国製品を守ろうとしたのだそうです。
守りに入ったせいなのか、すでに衰退の兆しがあったから守りに入ったのか、どちらにしてもこのランキングでは皮肉なことにその英国は4位、それでも素晴らしいことですが、ドイツには及ばない位置づけとなっています。
"ブレキジット(Brexit)"ニュースで沸く21世紀の現在、今回の判断が自国保護のみを優先するのではなく、共に成長する目的につながることを願いたいです。

1位のドイツに僅差で続くのがスイス、その後の3位EUと4位英国、5位スウェーデンはほぼ同率。
EUが3位というのは、欧州在住者にとっては少し意外なのではないかな、と思います。
続いて6位カナダと7位イタリアが続き、日本はフランス、米国と同率で8位にランクインしています。


・・・と、ここまで「ドイツすごいな~」と書いておきながら矛盾しますが、これはあくまでひとつのランキングにすぎない点に留意したいです。
先に「ランク付けの基準について詳細は明記されていませんが」と書きましたが、ランク付けの基準によって順位などいくらでも変わってくると思うのです。
少し前に東京大学がアジアの大学ランキングで順位を下げた、というニュースがありましたが、これだってランキングの基準次第ではわかりません。
先日ある調査で複数のランキングを参照したのですが、同じ分野でも発行元が違うと順位付けが全く変わってきていて、その点から興味深い情報把握につながったことがありました。
上記のMade inランキングも、実施企業2社は国際企業ですが、フォーブスは米国、そしてスタティスタはドイツに本社をおく会社です。
この時期にEUと英国の微妙なランク付け・・・というのは深読みかもしれませんが、そもそもこうしてランキングを発表する目的の多くは注目を集めるためですので、その目的に向けた基準設定に自然となっていくことは否めないのではないでしょうか。

ランキングに限らずデータというものは平面ではなく多面的・立体的で面白いな、と調査を担当していて思います。
同じデータでも焦点をあてる角度によってまったく違う意味が見えてきます。
私たちが得意とするのは、日本企業のお客様の海外ビジネスの有用な手がかりをデータの中から見つけてくることです。
海外市場でのさらなるご発展のために、私たちの市場調査サービス、お役立ていただけると嬉しいです!


[PR]
by ensemblau | 2017-04-05 09:57 | マーケティング | Comments(0)

欧州とアジアでの海外展開を、「チームワーク」と「現地力」を活かし、全力でサポートしています。見本市、通訳・翻訳、PR、イベント、市場調査等お役立てください! www.ensemblau.com 


by ensemblau