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読書の秋・・・フランクフルト・ブックフェア2016に行ってきました。

こんにちは!アンサンブラウのM.Nです。
秋も深まったかと思ったらこの一週間でめっきり冬の寒さになってしまったここドイツですが、寒さも吹き飛ばす程の熱気に包まれた世界最大の書籍の見本市「フランクフルト・ブックフェア2016」に行ってまいりました。
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10月19日~23日の開催だった今年のブックフェア、私は4日目にあたる土曜日の朝9時のオープンとともに入場。
入り口では荷物チェックを受け、会場内もパトロール中の警官を見かけるなど、やはり場内のセキュリティーチェックが厳しくなっているのを感じました。

・・・実を言うと、在独15年にしてブックフェアを視察するのはこれが初めてなのです!
子供の頃から本が好きで、図書館や本屋さんに入ると胸が高鳴ってしまう私は、ドキドキしながら入場しました。
私が感じたブックフェアの印象を一言でいうと「本の祭典」「本好きのお祭り」という感じでしょうか?
特に土日は、一般の訪問者が来場する日というだけあり、私のようにドキドキした老若男女、アニメが好きそうな、コスプレに身を包んだ若者のグループや家族連れが楽しそうに、また興味深そうに各スタンドをまわってベストセラー本や話題の本をめくったり、質問したり、作家のサイン会に長蛇の列を作ったりしていました。
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場内で個人的に印象に残ったことをいくつか記してみると・・・

・フランスで人気に火がつき、日本でも最近流行しているというデザイン性の高い「大人の塗り絵」を展示するスタンドが目に付きました。
ドイツの書店でもすでにちらほら見かけ始めていますが、これから益々浸透していくのでしょうか。
塗り絵本を手にして「素晴らしい!」「私なら何時間もかかっちゃうわ」「でも塗り絵でこの値段は高いわね。」などという声も聞こえてきました。

・年末を意識してかクリスマスがテーマの本のコーナーも見受けられました。
比較的時間があるクリスマスに本をプレゼントして読んでもらう・・・という発想は素敵だな、と思いました。

・ベストセラー本には、書籍だけでなくオーディオブック(CDなど)も作られていることが多いのが分かりました。
紙としての本を読む、タブレット機器で読む、または移動中に聴く・・・と現代は読書の愉しみ方も様々なのですね。

・あと、“レーゼプローベ(Leseprobe)“なる、お持ち帰りできる「試し読み」用の小冊子を置いているスタンドも多く、これはとてもいいアイディアだと思いました。
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あらすじを読むだけでなく、実際に数ページ読むことで字体、文章の感じなど、本のイメージをより良くつかむことができ、もっと読んでみたくなるのではと思いました。
特に自分で読めるようになった子供に好きな本を選ばせるのには良いな、と思いました。
そうそう、土曜の午前中から子供を連れて会場に来て、児童文学や絵本のスタンドを熱心に見てまわっている家族連れが多く、私も子供を持つ親として、子供に本に親しんでもらいたい親の気持ちがよく分かって、これも印象的な光景でした。

という訳で、また来てみたいと思いつつ、充実した気持ちで会場を後にしました。
来年のブックフェアは、2017年10月11日~15日の予定です。

☆フランクフルト ブックフェア
☆ドイツ見本市でのご視察随行・代行を承っております。

こちらよりお気軽にご相談ください。



by ensemblau | 2016-10-27 06:12 | 見本市・イベント

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